アテナシリーズ(Athena)ランプ100年の変革

アテナシリーズランプは100年の歴史があります。
現在の2011年最新デザインは前作の金属シェードを一変してさらにガラス部分の製造方法を変更しています。前年製造までのアテナランプは鋳型にガラスを 流し込み凝固したガラスを左右合わせた際に出来たと思われるラインが残っておりこの部分がやや気になる点ではありましたが現在のものはこの点がなくなり、 金属シェードもスッキリとした個性的なデザインへ変わりました。ガラスの色も透明・赤・黒・オレンジ色と4色あって自身の個性で選択ができます。

この形状は1910年代にはバカラ社で考案されており1920年代にはバカラのガラス工場で製造されていました「Amphone」ガラスランプが基になっ ています。このAmphoneの形状をイメージしてデザイナーのレジス・ドゥが1990年代に6面体の「Reine Margot」ガラスランプを発表、さらに2001年にアテナ(Athena)ランプを発表しています。

ランプベルジェは創設時から多くのガラス製造社、陶器製社、デザイナーとの共同制作を行ってきていますが改めて主なものを以下に少し並べます。その名を見 るたびに西洋の近代史までが頭をよぎりウットリとさせられます。サン・ルイ、フェイ、アルトリア、ジロー、ラリック、ガレ、ルヴォル、バカラ、ジア ン・・・・・

下の写真はAthena noire#4208黒ガラスです。非常に落ち着いたランプです。モノトーン色でお部屋の中にしっとりと上手く入り込みます。